国内市場で満足している日本企業は多くあります。先行投資だけでなく、言語の壁、文化の違いなどがボトルネックになり、なかなか海外進出に踏み切れないという企業が多いのも事実です。
中国/ シンガポールなど、アジア近隣国への進出を検討する企業が増えてきています。そんな中、今アメリカ市場が越境ECの販売先市場として大きく注目を集めています。アジア市場との大きな違いは、ビジネスインフラストラクチャーが既に整っており、”会社や商品のプレゼンスを世界的に高めるための最短ルート” という点もあります。
また、アメリカは世界最大の市場規模を誇り、世界一の先進国です。経済成長率はいまだ高く、年間GDP成長率は2.3%を誇っています。年間 (2018 – 2019) で155万2,022人の人口増加があり、市場の規模も、まだまだ伸びしろがある国です。アメリカ国内だけでも世界有数の巨大チェーンが多くあり、その中の1社でも、あなたの商品を扱う事になれば、日本国内とは比べ物にならない売上アップが期待されます、まさにアメリカンドリームですね。
さらに、日本の商品やサービスに対する信頼性も高く、”日本製の物は高品質” という高い評価が確立されています。
近年は、大企業だけでなく、中小企業もアメリカ進出の動きが多くあります。アメリカに居るからこそ実感する日本企業の技術力・開発力の高さ、仕事に対する正確性はどこの国にも負けまいものがあります。既にアメリカで活躍している多くの日本の中小企業も、上記で述べたような優位性が功を奏しているのだと思います。
しかし、”日本で売れているからアメリカでも売れる“、 “Made In Japan を前面に出せば売れる” という事ではなく、アメリカの市場にマッチした、アメリカ人が欲しいと思う商品やサービスを売り出していく事が非常に大事になってきます。顧客目線で ”どんなサービス・商品が必要とされているのか?”という考えを持つ事で、アメリカだけではなく、日本国内でも自社ビジネスを客観的に捉える事が出来ます。